ある程度の年齢になると絶好調な日は少ない。1年のうち2日ほどしかない。
そんなことをよく聞くし、それを実感しつつあります。
あんま年寄りなことを言いたくはないのでそういう事はほどほどにしたいけど、1つだけ思うことがある。
それがメンタルコンディションを整えることが本当に大切で、なんならすべてはそれ次第と言えるんじゃないか?と。
うまくいく人と、うまくいかない人の違いは、もうそこに限ると言い切ってもいいんじゃないか?とさえ思うわけです。
仕事仲間に求める基本姿勢
準備するとは何をすることか
すべてはメンタルコンディション次第だな…なんてことを最近よく思うようになった。
なぜそんな事を思うようになったんだろう?と考えてみると、以前、テレビプロデューサーの佐久間宣行さんがご自身の動画チャンネルでこんな話をしていたのが妙に印象に残ったから。
https://www.youtube.com/watch?v=XGPXz7Z5u84
ある元アイドルの女性が、仕事をする上でこうすればいいよ的なコツを教えてほしいみたいな相談をしていた。
そこでの回答として…
「あれをしよう、これをしようとかはあまり考えなくていいと思う。それよりも、いい感触だった収録や現場の時の自分自身のコンディションを再現することが大切。
その時のテンション、モチベーションなどに近い状態を作っていく。そうすればおのずといいものができる。
何をするのかどうかを考えるのは裏方の仕事なので、そこまで考えなくていい」
そんな回答をされていて、あーなるほど…確かにそうだな…と思った。
自分のベストメンタルを作る
自分のベストな状態とは何かとなると、実はメンタル的な部分に行きつくのでは?と最近つくづく思う。
例えば体調が良くないと、それが気がかりでいつもと同じような気分になれない。体調のせいで周囲に迷惑をかけてないか…なんてことを思うと空回りすることもある。
イライラしていると、思いがけない余計な一言を出して、相手を傷つけたり、人間関係が破綻したりもする。
浮かれていると大きな失敗をして足元をすくわれるなんてこともある。
全て、自分のメンタル状態が起点となって問題が起きているような気もするし、逆もまた当てはまるとも思う。
上機嫌な人には人が集まる。居心地がいいので自然と人が集まる。嫌な気持ちがする集まりではないので、良い出会いがあったり、助け合いが発生したりする。
不安な気持ちなどのネガティブが良い感じで抑え込まれていると、目の前のことに集中しやすくなる。そうすると、当然良いものができやすくなる。
メンタル次第で人生は良くも悪くも大きく変わる。
そして、そのメンタルのコントロールができるのは他ならない自分自身なので、メンタルを自分自身で整えることができる人ほど、良い人生になりやすい。
そんな関係性があるように思う。
自己啓発の答えは上機嫌を作る
上手くいく人=上機嫌な人
気分が落ち込んだ時に、やたらとメンタル系の本や記事を読んでいく中で、一つの答えとして「上機嫌な人であること」の大切さに出会う。
- 良い恋愛をしたい … 上機嫌で居ましょう
- いい仕事をしたい … 上機嫌で居ましょう
- 友達が欲しい … 上機嫌で居ましょう
極端にまとめるとこういう感じなんだけど、実際にこういう意見の固め打ちと言っても良いぐらいに「上機嫌で居ましょう!」が押されている。
いやいや、それは無理ありまっせ!と当時は読みながら感じていたけど、今となってはそれがよくわかる。
上機嫌で居ることが全てのスタート地点になる。
仕事に役立つスキルや能力の違いではなく、もっと手前であり、もっと本質的な自分自身のメンタルを整えるスキルや能力がとても大切なんだな…とも思う。
一緒に仕事をしたい人
仕事などで頭一つ抜けたいと思って知識やスキルを身に着けることは大切だし、それは絶対に無駄じゃないし、むしろ必要だとは思う。
ただ、それは必須条件ではないのかもしれないな…とも思う。
結局は、一緒に仕事をしたいと思えるのか、その人の商品やサービスを買いたいと思うのか?という俗人的な部分が人間の判断の中にはかなりの割合を占めていると思う。
どれだけ腕があっても嘘つきや愚痴や不満しか言わない人とは一緒に仕事をしたくないし、仮に一緒に仕事をすることになったとしても、長くは関係を維持したくはないはず。
そこそこの腕前で一緒に仕事をしたいと思う人が居ればそちらを選びたくもなるし、腕前も一級品で人としても楽しい人だとなると、間違いなくそちらを選ぶはず。
上機嫌な人=楽しい人だとするなら、上機嫌で居ることが人生を上向きにする力なんだろうな…と思う。
メンタルコントロールをマスターしている人は少ない
一つ思うのが、メンタルや気分をコントロールする術を持ってない人って結構多いんじゃないかな?ということ。
僕は僕自身がそういう能力が育ってないと感じているので、自分のメンタルを整えるために日記を書いたりブログを書いたりしているが、それでもやっぱりナチュラルに上機嫌で過ごしている人とは圧倒的な差を感じざるを得ない。
同時に、自分の気分を自分では変えられない人が結構多いことも感じている。
昔居た職場では、パワハラがエグい偉いさんが居た。
とにかく文句と不満と愚痴が日常会話だった。逆らうと自身の立場が危うくなるので、周りは愛想笑いをして合わせるしかない。
それがその偉いさんは心地よくて、癖になっていたのかもしれないが、結果として、とんでもなく高い離職率を誇る職場でもあった。
そして、どの職場にも必ずこういう人はいるよねってことを知るにつれ、結構な割合の人が、自分の気分を自分で取れないという人が多いんじゃないだろうか?と思う。
つまり…
- 自分自身のメンタルのベストコンディションを知る
- それを自分自身で再現できるようにする
これができることが、仕事でもプライベートでも大切なんだろうな…と思う。
簡単に書いているが、結構難しいことを書いているのかもしれない。僕の知る限り、それを実践できている人はそう多くはいないような気がするので。
だからこそ、それができる人は重宝されるのかもしれない。
目指すべき1つの理想形として、これからも意識的にそちら方向に進んでいきたいな…と思う。