自分の機嫌を自分でとれるようになることが結構大切だと思っていて、年を重ねるほどそれが重要になる気がしている。
そんな”自分で気分を取る”ということについて思うことを。
なぜ自分の機嫌を取るのが大切なのか
人の気持ちは伝染すると言います。
あなたも体験したことがありませんか?不機嫌な人と接して「なぜ、そんなに不機嫌なんだ!?」と不機嫌になったことが。
逆に、楽しそうな人と居ると、楽しい気持ちになるという経験もあるかと思います。
自分の気持ちは他人に影響を与えることがありますので、上機嫌なら好印象となりますし、不機嫌なら悪印象となって後々の人間関係にも影響を与えますので、自分の機嫌を自分で取ることはとても大切だと言われています。
自分で自分の機嫌を取る方法
自分で自分の機嫌を取るには、とにかく自分にとって心地よいことを積極的に取り入れることがコツです。
例えば、次のような方法が自分で自分の機嫌を取るには効果的だとされています。
好きな食べ物を食べる
好物やちょっとした贅沢な料理を食べるというのも機嫌を取る1つの方法です。
食欲を満たすことで幸福感を味わえるだけではなく、それがおいしかったり、特別感のある食事であれば貴重な体験として印象深く心に残ります。
たっぷり寝る
睡眠時間をシッカリ取ることも機嫌を取ることにつながってきます。
疲れが取れてスッキリするという爽快感も味わえますし、睡眠をとれた日の充実感はここちよく生産性の高い1日を送ることにも繋がってきます。
運動をする
体を動かすことでストレスを発散し、気分をリフレッシュすることができます。これも自分の機嫌を取る1つの方法です。
疲れているときや気分が落ち込んでいるときに運動をするのは気が乗らないかもしれませんが実は活動的になるから気持ちも上向くという、動作が気分を作るという因果関係も証明されていますので、運動をすることは自分の機嫌を取るうえでとても有効な選択肢でもあります。
見た目を変える
オシャレをしてみるというのも自分で自分の機嫌を取るための1つの方法です。
かっこいい、かわいいなどと、自分が好印象を持つ服を身にまとうと、自分自身がかっこよくなった、かわいくなったという実感を確実に味わうことができます。
それだけでも気分が良くなりますが、「良い靴は履き主を良い場所に連れて行ってくれる」というイタリアのことわざがあるように、自身の見た目にポジティブな印象を抱けると少し活動的になれたりもしますので、それが新しい出会いや新しい世界へ繋がることもあります。
自分の機嫌を取れるようになることが成熟
自分で自分の機嫌を取るという考え方の大切さは、身近な母親との関係性の中で僕がよく感じることでもあったりします。
今、月に1回、実家に居る母親の顔を見に帰るのですが、そのたびにメンタルをやられます。その正体は自分自身への罪悪感。母が今の自分を見て落ち込む。でもそれを気付かれないようにするために平気そうな顔をする。あげく、「自分のせいでこうなった…」とか言い出す。
子供のことで親が喜怒哀楽を感じるのは当然だと思うかもしれないが、それが全てになっている感じは、子供としてつらい部分がある。
あれこれ考えると、母親って自分で自分の機嫌を取るなんてことができないよな…ってことに行き当たる。
好きなものを食べるでもない、おしゃれをするでもない。それらを全て自分自身で禁じているように見える。感情のアップダウンは、息子である自分が何をしたのかどうかだけ。
だからこそ、自分にはそれが重たいというか、いつも気分よくしていなければいけないという重圧を課されている気さえする。
自分で自分の機嫌を取ることは何も悪くない。なんならそれができないと、自分以外の誰かの状態や状況と連動して気分を上げ下げすることになる。その相手が身近な人だとそれが重たいので、避けたくなるし、逃げたくなる。
(引きこもりなどで親子関係がかみ合ってないところは、こういうことが起きているような気もする)
母親が子供に見せるべき姿は、勝手に楽しそうにしているところだというのを何かで読んだけど、まさしくそうだと思う。
親子関係だけではなく、友達だろうがなんだろうが、勝手に楽しそうにしている姿を見せれるってのが結構大切な気がしている。
自分で自分の機嫌を取れるようになるのが成長であり成熟なのかな?なんてことを思ったりもする。