超雑記ブログ

頑張って雑に書く日記めいたもの

コロンビアの帽子を被る外国人へお届け

思い込みだけで先回りしすぎるのは良くないよな…でも、一歩踏み出す勇気を出せた自分は立派だな。

そんな事を思った出来事があった。

とあるお客様へのお届け

フードデリバリー配達員として稼働しているといろいろなお客がいる。最近とりわけ多いのが外国人のお客様。インバウンドで日本に来られていて、注文をされているのだとは思う。

先日もインバウンド客のお客様からの依頼を届けたのだけど、ある案件でのこと。

コロンビアの帽子を被ったお客様

アプリに表示されるお客様からの注意事項に「コロンビアの帽子を被っています」というメッセージが記載されていた。

見つける時の目印としてこういう配慮をしてくれるのは本当にうれしいし、ありがたい。

コロンビアね…ってことで頭の中でコロンビアの国旗柄を思い浮かべ、黄色い帽子なのかな?と思いながら配達へと向かった。

 

その道中、なんの気の迷いか、少しだけ距離を縮められる会話が出来れないいな…なんて思っていた。

コロンビアと言えば、ハメス・ロドリゲスよな。あとファルカオも。少し前ならバルデラマもそうだよな。この辺りの名前を出せばグンと距離を縮まるかな?

なんてことを思いながら配達に向かった。

 

 

指定の場所に到着すると、180センチぐらいのちょっとぽっちゃり目の白人外国人男性の姿がある。帽子を被っている。ただ、帽子は青色…。

(あれ?コロンビアって青色だったっけ?黄色い国旗よな?確かにサッカー代表のコロンビア代表のアウェイは青色だった気がするが、そんなトリッキーな事ある?アウェイユニが青色だから青色のコロンビアの帽子を被って、コロンビアの帽子を被ってます!なんて言う・・・?)

そんな事をモヤモヤしつつ、恐る恐る話しかけてみた。

自分「あの、ウーバーイーツの…」
コロ「YES!」

あ、この人だ!よかった。帽子は青色、なんならイメージしている南米の雰囲気がしない。でもこの人だ。

で、帽子を見ると「columbia」と書かれていて、その下にuniver…なんとかが見える。

なんやこれ?まあいっか。コロンビアってことだし、この人に違いない!よし、練りに練ったあの話題を出してみよう。

 

自分「コロンビア!ハメス・ドロリゲス!」
コロ「・・・???」

あれ?思っている反応と違う。はずい。仲良くしようだなんて身の丈に合わないことをすべきじゃなかった。帰りたい!早くこの場から離れなければいけない!!あぶない!!と脳が警告を出している。

なるべく動揺をさとられないように、何事もなかったかのようにピザを渡し、クールに立ち去る。

 

しかし、気持ちは全く落ち着かない。
なぜだ?なぜ間違えたんだ俺は。思い出せ・・・。

コロンビアの帽子を被っているコロンビア人が居たら、ハメス・ロドリゲスは鉄板じゃないのか?サッカー好きじゃないとしても、国民的英雄では?そういう意味ではバルデラマが無難だったか…

いや、待てよ…

columbia univerなんとかって帽子に書かれていたが、あれなんだ?ちょっと調べてみよう。

・・・(~_~;)

コロンビア大学・・・?

www.columbia.edu

さっき見た帽子の青色、これっぽいし。え・・・?

 

コロンビアの帽子ってコロンビア大学の帽子ってこと?
卒業生からノーベル賞をバンバン出している、あのコロンビア大学?

コロンビア大学の学生?先生?単なるファン?なんかよくわからんけど、コロンビア大学に近しい人?

 

わからんって。

コロンビアの帽子被ってますでコロンビア大学の帽子被ってるとは思わんって。

しかも俺、コロンビア大学に近しい人に「ハメス・ロドリゲス」とか意味不明な単語を投げかけたで。少しでも反応がよければ、「ファルカオ」とか「バルデラマ」を言うつもりで、脳内に単語は装填済みやったで。ヤバいやん。

 

思い込みって怖い…。

でも、一歩踏み込んで仲良くなろうとした俺の行動は素敵。そんなことを思った配達でした。