行動力がある人と行動力がない人の違いを生む5つのポイント

自己啓発

成功をするにしろ、人生を変えるにしろ、行動力の有無が左右する。これは1つの真理のようです。

では、行動力がある人と、行動力がない人の差を生んでいるのは何か?

そこが気になりチャットGPTの手助けを借りながら調べてみたことをまとめ、それを指針にして自分を変えていきたいな…と思います。

行動力がある人について深堀したい理由

行動力が成功には重要だということは分かっているけど、では、自分に行動力がないのか?となると、疑問がある。疑問があるというか、無いというほどおとなしくもないし、あると言えるほど活発だとも思えない。

良くも悪くも人並み。

そんな自分はじゃあ、どうすればもっと行動ができるようになるのか。そこをするために、”行動力がある人”と”行動力がない人”の違いが分かる理論や論文などをピックアップし、内容を簡単に教えてもらうことにしました。

行動力のある人と行動力のない人の違いを生む要因をチャットGPTに聞いてみた

行動力のある人と行動力のない人の違いをチャットGPTに聞いてみたところ、以下のような回答をいただきました。

1. 自己効力感(Self-Efficacy)

自己効力感とは、自分が特定の課題や状況において成功を収める能力があると信じる度合いのことです。

  • 行動力が欠如する人: 自分の能力に対する自信が低く、失敗を恐れる傾向があります。そのため、新しい挑戦や行動を起こすことに対して消極的になります。
  • 積極的な行動力がある人: 自己効力感が高く、自分の能力を信じて困難な状況にも積極的に取り組みます。失敗を学びの機会と捉えることが多いです。

2. 動機付け(Motivation)

動機付けは、行動を起こす内的な理由や外的な要因のことです。

  • 行動力が欠如する人: 内的な動機付けが低い場合が多く、外部からの刺激や報酬がないと行動を起こしにくいです。また、目標設定が曖昧であることも影響します。
  • 積極的な行動力がある人: 明確な目標を持ち、その達成に向けて強い内的動機付けがあります。自己成長や達成感を求めて積極的に行動します。

3. 恐怖心(Fear)

恐怖心は、行動を阻害する大きな要因となります。

  • 行動力が欠如する人: 失敗や批判に対する恐怖が強く、新しい挑戦を避ける傾向があります。また、不確実性に対する不安も行動を抑制します。
  • 積極的な行動力がある人: 恐怖を感じてもそれを乗り越える力があり、リスクを取ることを厭わない場合が多いです。失敗を成長の一部と捉えます。

4. 計画性と組織力(Planning and Organization)

効果的な計画と組織力は、行動を促進する重要な要素です。

  • 行動力が欠如する人: 計画を立てることや時間管理が苦手で、行動に移す前に迷いや混乱が生じやすいです。
  • 積極的な行動力がある人: 明確な計画を立て、優先順位を設定して効率的に行動します。組織的なアプローチで目標達成に向けて進みます。

5. 性格特性(Personality Traits)

性格は行動力に大きく影響します。

  • 行動力が欠如する人: 内向的であったり、慎重な性格のため、新しい環境や人間関係に対して消極的になることがあります。
  • 積極的な行動力がある人: 外向的で冒険心が強く、新しい経験や人との交流を積極的に求めます。柔軟性も高い傾向があります。

6. 環境要因(Environmental Factors)

周囲の環境やサポートも行動力に影響します。

  • 行動力が欠如する人: 支援やリソースが不足している環境にいる場合、行動を起こしにくくなります。また、ネガティブな環境や人間関係も行動を抑制します。
  • 積極的な行動力がある人: 支援的な環境やポジティブな人間関係に恵まれていることが多く、行動を促進する要因が整っています。

7. 習慣と自己管理(Habits and Self-Management)

日常の習慣や自己管理能力も行動力に影響します。

  • 行動力が欠如する人: プロクラステイネーション(先延ばし癖)が強く、自己管理が難しい場合があります。
  • 積極的な行動力がある人: 効率的な習慣を持ち、自己管理能力が高いため、継続的に行動を起こすことができます。

まとめ

行動力の有無は、個人の内面的な要素(自己効力感、動機付け、恐怖心など)や外的な要因(環境、サポート、習慣など)によって影響を受けます。これらの要素を理解し、改善することで、行動力を向上させることが可能です。例えば、自己効力感を高めるための小さな成功体験を積み重ねたり、明確な目標を設定して動機付けを強化することが有効です。

内的要因だけではなく外的要因も行動力の有無を左右している。なるほど…そして、それぞれの要因を見ていくと、確かにそうだな…と思うことが多い。

1つ1つを掘り下げなくてはいけないな…と思う。

ただ、上記の回答を鵜呑みにするのはちょっと危うい気もするので、回答を裏付けるためにも、理解を深めるためにも、関係する理論や論文を調べ、それについての解読もチャットGPTに手伝っていただきました。

行動力のある人と行動力のない人の違いを知れる理論・論文

理論

理論名 提唱者 概要 参考文献
自己効力感理論 アルバート・バンデューラ 自分が特定の状況で目標を達成できるという信念。自己効力感が高い人は、困難な状況でも粘り強く努力し、目標に向かって前向きに取り組む傾向がある。 自己効力感理論 – 定義・アルバート・バンデューラ・形成要因
動機づけ理論 エドワード・デシ、リチャード・ライアン 内発的動機づけ(個人の興味や関心)と外発的動機づけ(報酬や評価)によって行動が促される。内発的動機づけが高い人は、自発的に行動を起こしやすい。 モチベーション理論(動機づけ理論)とは?10種類の概要と活用方法
恐怖回避理論 失敗や批判に対する恐怖が行動を抑制する。恐怖心が強い人は、新しい挑戦を避ける傾向があり、結果として行動力が低下する。 恐怖回避モデル(fear-avoidance model) – 疼痛患者の障害像について
計画行動理論 アイゼン 行動意図が実際の行動に影響を与える。行動意図は、態度、主観的規範、行動統制感によって形成され、行動統制感が高い人は積極的に行動を起こしやすい。 行動理論を特定保健指導に
トランスセオレティカルモデル プロチャスカ、ディクレメンテ 行動変容が複数のステージを経て進行する。各ステージでの課題を理解し、適切な介入を行うことで、行動を促進できる。 トランスセオレティカルモデル(TTM) – 提唱者・4つの概念

計画行動理論(Theory of Planned Behavior)

1. 行動変容の5つのステージ

  • 無関心期: 行動を変える意識がない段階。
  • 関心期: 行動変容に関心を持ち始める段階。
  • 準備期: 具体的な行動変容の準備を行う段階。
  • 実行期: 新しい行動を実際に行う段階。
  • 維持期: 新しい行動を継続し、定着させる段階。

2. 行動力が欠如する人と積極的な行動力がある人の違い

行動力が欠如する人は、無関心期や関心期に留まりやすく、行動変容への意識が低い傾向があります。

一方、積極的な行動力がある人は、準備期から実行期、維持期へと進みやすく、行動変容のプロセスを効果的に活用しています。

3. 改善アプローチ

行動力を高めるためには、以下のアプローチが有効です:

  • 認知情動的プロセスの活用: 自身の行動やその影響についての気づきを促し、変化への動機づけを高める。
  • 行動的プロセスの実践: 具体的な行動計画を立て、支援者や環境を活用して行動変容を進める。
  • ラポールの形成: 支援者との信頼関係を築き、安心して行動変容に取り組める環境を整える。

トランスセオレティカルモデル(Transtheoretical Model)

1. 行動変容の5つのステージ

  • 無関心期: 行動を変える意識がない段階。
  • 関心期: 行動変容に関心を持ち始める段階。
  • 準備期: 具体的な行動変容の準備を行う段階。
  • 実行期: 新しい行動を実際に行う段階。
  • 維持期: 新しい行動を継続し、定着させる段階。

2. 行動力が欠如する人と積極的な行動力がある人の違い

行動力が欠如する人は、無関心期や関心期に留まりやすく、行動変容への意識が低い傾向があります。一方、積極的な行動力がある人は、準備期から実行期、維持期へと進みやすく、行動変容のプロセスを効果的に活用しています。

3. 改善アプローチ

行動力を高めるためには、以下のアプローチが有効です:

  • 認知情動的プロセスの活用: 自身の行動やその影響についての気づきを促し、変化への動機づけを高める。
  • 行動的プロセスの実践: 具体的な行動計画を立て、支援者や環境を活用して行動変容を進める。
  • ラポールの形成: 支援者との信頼関係を築き、安心して行動変容に取り組める環境を整える。

論文

論文タイトル 著者 概要 出版年 リンク
積極的な態度の効果と影響についての研究 山家 正尚 積極的な態度が自己効力感や行動に与える影響を検討し、積極的な態度が高い人は自己効力感が高まり、行動の活性化が促進されることを示唆。 2024年 PDF
学習動機と自己効力感が学習行動におよぼす影響 学習動機と自己効力感が学習行動に与える影響を検討し、自己効力感が高い人は内発的動機づけが高まり、積極的な学習行動を取る傾向があることを示す。 PDF
自己効力感と行動活性化と無気力の関連モデルの検討 自己効力感、行動活性化、無気力の関連性を検討し、自己効力感の「対人的積極性」や「粘り強さ」が行動の活性化を促進し、無気力を抑制することを示す。 PDF

積極的な態度の効果と影響についての研究

積極的な行動力がある人と欠如する人の違い

積極的な行動力がある人は、自己効力感が高く、目標や課題に前向きに取り組む傾向があります。一方、行動力が欠如する人は、失敗への恐怖や自信の欠如が原因で挑戦を避ける傾向があります。この違いは、以下の要因に起因します。

  • 成功体験: 過去の成功が自己効力感を高め、積極性を促進します。
  • 代理的経験: 他者の成功例を見ることがモチベーションとなる。
  • 感情と信念: ポジティブな感情が現在の行動を後押しする。
積極的な態度の重要性と影響

積極的な態度は、意識、感情、身体、行動に影響を及ぼします。

  • 意識への影響: 他者からの受容感や自己肯定感を向上させます。
  • 感情への影響: 未来へのポジティブな展望が現在の適応力を高めます。
  • 身体への影響: 積極的な思考や行動が脳や身体機能を活性化します。
具体的な改善アプローチ

積極的な態度を養成するために、以下の方法が提案されています。

1. 観念要素の更改
  • ネガティブ思考を排除: 寝る前にポジティブなことを考える「連想暗示法」。
  • 自己暗示: 鏡に向かって「自分はできる」という命令的な言葉をかける。
  • 断定的な自己イメージ: 前夜の暗示を翌朝に「達成された」として繰り返す。
2. 積極精神の養成
  • 三つの禁止: 怒らず、恐れず、悲しまず。
  • 内省検討: ネガティブな考えを意識して排除。
  • ポジティブな交流態度: 他者と明るく積極的に接する。
3. 心身の統一
  • クンバハカ密法: 肛門を締め、肩を緩め、丹田に力を入れながら呼吸を整える。
  • 正しい姿勢と呼吸法: 心身の調和を図り、自律神経を安定させる。
4. 日常の習慣化
  • 感謝の心: 不平不満を控え、感謝を生活の中心に置く。
  • 無意識的有能状態: 積極性を習慣化し、意識せず行動に移せる状態を目指す。
5. 絶対積極性の構築
  • 中村天風の哲学に基づき、「できる・できない」に関係なく「やる!」という決意を習慣化する。

山家正尚. 2024. 「積極的な態度の効果と影響についての研究」武蔵野大学通信教育部 人間学研究論集13: 81–89.

学習動機と自己効力感が学習行動におよぼす影響

  • 積極的な行動力のある人の特徴
    • 内発的動機づけが直接的に適応的な行動を促進する点。
    • 自律性の高い外発的動機づけが内発的動機づけと近い効果を持つ点。
  • 行動力が欠如する人の特徴
    • 無動機づけが行動の欠如や浅い学習行動を引き起こすこと。
    • 外発的動機づけでも自律性が低い場合、行動にストレスを伴うこと。
  • 具体的なアプローチ
    • 自己効力感を高める重要性(成功体験の積み重ねや小さな目標の設定など)。
    • 動機づけの内面化(外発的動機づけから自律的な動機づけへの変化)が行動力に与えるポジティブな影響。

田中希穂. 2024. 「学習動機と自己効力感が学習行動におよぼす影響」教職課程年報7: 3–18.

自己効力感と行動活性化と無気力の関連モデルの検討

  • 積極的な行動力がある人の特徴
    • 自己効力感の具体的な要素(対人的積極性、粘り強さ、目標達成・問題対処への自信)が、行動の活性化を促進し、無気力を抑制するという記述が正確に反映されています。
    • 行動の活性化を通じて正の強化を増やす点が重要視されています。
  • 行動力が欠如する人の特徴
    • 無気力が「快感情の欠如」と「目標喪失」からなること、およびその影響が記載されています。
    • 「回避と反すう」が無気力と直接的な関連を示さなかった点も正確に反映されています。
  • 行動力を高めるアプローチ
    • 自己効力感の向上、小さな成功体験の積み重ね、目標設定の重要性などが、論文の考察と一致しています。

新沼拓朗、織田信男. 2020. 「自己効力感と行動活性化と無気力の関連モデルの検討」東北心理学会発表論文集. 岩手大学大学院総合科学研究科.

行動力のある人と行動力のない人をまとめると…

行動力のある人と行動力のない人の違いを、理論や論文を踏まえた上でぎゅっとまとめると次のような要因と、その要因においてそれぞれに違いが現れるようです。

要因 行動力が欠如する人 積極的な行動力がある人
自己効力感 自分の能力に自信が持てず、新しい挑戦や困難を避ける傾向がある。 自分が目標を達成できると強く信じ、困難な状況でも粘り強く努力し、前向きに取り組む。
動機づけ 内発的動機づけが低く、外発的動機づけに依存し、外部からの刺激がないと行動を起こしにくい。 内発的動機づけが高く、自発的に行動を起こし、外発的動機づけも適切に活用して行動を促進する。
恐怖心 失敗や批判への恐怖心が強く、新しい挑戦を避け、行動が抑制される。 失敗や批判への恐怖心が少なく、リスクを受け入れながら新しい挑戦を行い、失敗を学習の機会と捉える。
計画性と意図 行動意図が不明確で計画性に欠け、行動に移すことが難しく、行動統制感が低い。 明確な行動意図を持ち、計画的に行動し、行動統制感が高く、自分の行動をコントロールできると感じる。
行動変容ステージ 無関心期や関心期に留まり、行動変容への意識が低く、次のステージに進むことが難しい。 準備期から実行期、維持期へとスムーズに進み、行動変容のプロセスを効果的に活用する。

面倒かもしれないが、このそれぞれの要素を1つずつ高めたりボトルネックになっている部分を解決していくことで、行動力を高めていくことにつながるのだと考えています。

まずは自己効力感の向上…かな?

まとめ

行動力を高めることが成功や人生の変化には不可欠。それなら、その行動力は何によって左右されるのかということを知るためにチャットGPTさんの力をお借りしてあれこれ調べてみました。

そして、その違いを生み出している要素をなんとなく把握することができました。

行動力がある人になりたいと思っている自分は、それらの要素に当たる部分を高めるか何かをしていくべきだと思うのですが、差し当たっては自己効力感を高めることになるのかな…と思っている。

なので、次は自己効力感を調べてみることにしたい。

 

ちなみに、今の自分はトランスセオレティカルモデル(Transtheoretical Model)の”感心期”にあたると思うので、そこでとどまらず具体的な行動を起こす準備を進めていきたい。

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