不安や不満を消したい。
そう思ってあれこれ自分なりに試したりしてきた。いろいろな本を読み、記事を読み…とやってきたけど、今思うのは、不安って消すもんじゃないよなってこと。
要はバランスで、足りないのは”楽しみ”ではないか?と思っている。ただ、特効薬や劇薬に頼るのはとても危険だな…と。
不安や不満を消せない…だからが要注意
不安や不満は根絶できない
毎朝、モーニングノートなるものを書いている。書いていることでいろいろな発見があるが、その発見の1つが、「毎朝、ネガティブな気分で目が覚めているよな…」ってこと。
不安や不満が全開で目が覚める。
これをなんとかしたい、心地が良い目覚めを迎えたいと思って1か月ほどあれこれ思っていたが、考え方が逆だったな…と最近思うようになっている。
不安や不満を消すという発想は違うのでは?と。これらは消えない。
問題は、不安や不満があることじゃなくて、1日の中に喜びや楽しみに繋がるものが無いからでは?ということ。
ポジティブを増やすことで気分を変える
不安や不満は多分いくつになっても、どんな状況やどんな立場になっても消えることはない。どうあがいても、何らかの不安や不満を抱えることになるのでは?
だとしたら、気分よく目覚めるには不安や不満を消すというアプローチではなくて、相殺するような要素がないことが問題なんじゃないの?と。
つまりは、ネガティブとポジティブの差が気分なんじゃないかな?と。
今
ネガティブ | ポジティブ |
5 | 1 |
目指すべき
ネガティブ | ポジティブ |
5 | 6 |
こういう事なんじゃないかな?と思っている。
ネガティブ要素を消すよりもポジティブ要素を増やすことで気分は変えられる。
ポジティブを増やしたいから穴に落ちる
ただこれはこれで問題があるというか、ここで落とし穴があるんじゃないかな?とも思っている。世の中にある中毒的な問題は、このアプローチが発端になっていると感じている。
あまりにもネガティブ要素が大きすぎて、ポジティブ要素が少ない。そこでポジティブ要素を増やそうとした時に、間違ったものに手を出してしまったんじゃないかな?と。
例えばそれがギャンブルだったり、薬物だったり。ホストやキャバクラだったりもそうかもしれない。そこでポジティブを増やすことで気分の中和をはかろうとして、間違った道に進むような気がする。
虚しさを埋めるための落ちてしまう
そこで少し調べてみたら、ダイレクトに自分の考えを肯定するものではないけど、それなりに肯定するものがいくつもある。
ギャンブルには、触れるだけで簡単に快感を得られる要素がたくさんあります。「自分が何をしたいのかわからない」「未来に夢を持てない」と虚無感を持ちやすい現代人にとって、ギャンブルはその心の空洞を埋めるツールになっているのです。 https://www.shinagawa-mental.com/column/psychosomatic/gambling-addiction/
虚無感を持っている現代人にギャンブルは相性がいいそう。
相性が良いのはポジティブな体験を一時的に得られるからで、ドーパミンをドバドバ出すぐらいに脳の報酬系が刺激されるというので、ポジティブな要素をギャンブルに見出したら抜けれないよな…と妙に納得したりもしました。
だって、ギャンブルがなくなったら、他にポジティブなものが現実世界にないんだもんね。
つまり…
ネガティブな気分を変えたいからネガティブ要素を減らしたいと思うこと。これそのものは大切かもしれないが、ネガティブ要素がゼロになることはない。
生きている限り何らかの不安や不満は感じると思う。
そこでポジティブ要素を増やせば中和できる!と発想したとき、もしくはそう実感する体験をした時に、そのポジティブ要素が本当にポジティブなのかというのは結構重要なのかな?と思う。
破滅に向かわせるがポジティブ気分にさせるものというものが世の中には存在していたりもする。そして、そういうものほど身近だったり、簡単に手に入ったりもする。
何事も特効薬や劇薬を求めないことが大切なのかもしれないな…と思ったりする。