超雑記ブログ

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造船太郎氏のMEGABIG騒動と短期で一気に儲ける人の共通点

先日、MEGABIGという宝くじで一等を狙って大量に当てるという若者が居た。

医学生でありながら投資家。1億を超える資産を持っていたけど最近の暴落で資産を減らし、1億を割って7,000万円ほどになっていた。

しかし、この一発勝負で資産は2億越え。

それについて嫉妬から来る批判めいた意見がネットであふれているが、自分は純粋にすごいなと思うし、頭が良いと思う。

同時に、こういうチャンスを逃さない環境を持っていることが素晴らしいな…と思った。

造船太郎氏のMEGABIG騒動

MEGABIG一等なんてそうそう当たらない

宝くじで一等を当てるというのは、到底簡単ではない。

当時MEGABIGの一等は繰越金がプールされて12億という高額な賞金になっていたが、それはそれだけ当たる人が少ないという証左でもある。

そんなMEGABIGについて簡単に解説するとこんな感じ。

指定されたサッカー12試合の90分間での両チーム合計得点数(1点以下=「1」、2点=「2」、3点=「3」、4点以上=「4」)を、 コンピュータがランダムで選択するくじであり、1口300円で購入できます。 なお、1等(12コの数字がすべて一致した場合)の当せん金額は、キャリーオーバーありの場合は最高12億円、キャリーオーバーなしの場合は最高7億円です。 https://toto.docomo.ne.jp/contents_lp/0007/index.html

要はサッカーの試合の結果を予想して的中させるトトくじです。

一等が当選する確率はこうです。

1等(12コの数字がすべて一致) 16,777,216分の1

1,677万分の一です。宝くじよりは当たりやすいけど…という確率ですね。

まあ、そう簡単にあたりません。

イレギュラーなタイミングを逃さなかった

なかなか当たらないMEGABIGだけど、それを狙って一等を当てるなんてことは到底できない。

ただ、前提条件が変わるとその限りではない。

12試合の結果をコンピューターがランダムに選ぶくじですが、この12試合のうちの数試合が試合不能となった場合、その数試合の選択肢がなくなります。

今回はそれを狙ったという話。

https://togetter.com/li/2426696

後から見れば誰にでも出来そうなことだけど、こういう誰にでもできそうな事を誰もが気づく前にやれる人が成果を手にするのが世の常。

案の定というか、世の常どおりに一等を当てて利益を手にしたという格好。

その情報を得られる環境

宝くじ一等を当てるという結果そのものがすごいし、話題性として十分だとは思うけど、何よりもすごいのが、MEGABIGのバグに気づいていた人が居るということ。

造船太郎さんは、その情報を大学で知り合った人から得た情報として答えている。

https://x.com/zosentarou/status/1830187996877864981

これが事実なら、そういう”儲かりそうな情報”をシェアしあえる仲間がいることそのものがとても価値を持っているということに他ならないと思っている。

短期で稼ぐ人の共通点

バグが利益の源泉

市場のバグ、一瞬の揺らぎ。そんなものを逃さずにとらえた事例の1つだと思う。

そして、世の中の金持ち、特に合法的に大金を急に手にする人の共通点に、この”バグを逃さない”という共通点があると思っている。

日本一の投資家、清原さん

日本一の個人投資家として有名な清原達郎さん。その著書の中に自身がどういう投資をしているのかが書かれているが、その稼ぎ方の1つに、市場の揺らぎを狙うというものがある。

事例としてあげられていがのが、某自動車メーカーのリコール。その情報をつかんだ瞬間に、その自動車メーカーの株が暴落することは想定できる。

問題は、暴落から今の株価にまで戻るのか?という点。

株価は長期間で見れば見るほど平均に回帰するし、会社としての実態を表す。一時的な高騰も暴落も、長い目でみれば適正値に戻る。

だから、リコールのニュースで株価が暴落しても、それほど大したことじゃないな…と分かれば、今の株価に戻ろうとする動きが出る。

そこでリコールに関する情報を調べてみた結果、これは大きな影響は出そうにないと分かったので、午前の暴落で大量に買い、午後には案の定、元の株価に戻ろうとする動きがあったので、それに合わせて売ったというもの。

これも一瞬のバグを狙った儲け方。

ジェイコム株のあの人もそう

投資と言う世界で事例を挙げると、ジェイコム株もバグを狙ったやり方。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%A0%E6%A0%AA%E5%A4%A7%E9%87%8F%E8%AA%A4%E7%99%BA%E6%B3%A8%E4%BA%8B%E4%BB%B6

ジェイコム株が担当者の操作ミスで1円で大量に売りに出されたので、それを大量に購入。1円から値上がりが進んだ段階で大量に売却して利益を得たというもの。

億単位の儲けになったというもので、人間が操作ミスをするなんてあり得ることだから、1円で株を売るわけないでしょ?不当な取引でしょ?という声も当然あがったけど、結果、それは不当とは言い切れないということで正常な取引扱いとなり、たった数十分で大金を得たという話。

これもバグを逃さずに大儲けをしたという事例。

コロナ禍初期のマスク

コロナウィルスが広がりを見せる初期の段階でのマスクもまさに市場のバグをついたようなもの。

あの時にマスクを大量に在庫していて、それを売りさばいた人はちょっとした儲けが出たはず。

その売り方、価格設定が良いのかどうかはさておき、コロナウィルスという予期せぬ出来事で市場の需給が大きくるくったことで儲けたというのも、1つのバグ。

有益な情報網

今回の造船太郎氏のMEGABIGは、偏に有益な情報網を持つことの価値を示していると思っている。

まずそもそもとして、MEGABIGのバグに造船太郎氏が気づいたわけじゃないということ。情報網の中の人からそういう情報を得たので勝負をしたというもの。

結果論ではあるけど、その情報だけで1億以上のお金を運んできたということになる。

そういう情報網を持っていることが本当に大きい。よく人間関係が人生を左右するというけど、まさにこれもその事例だとも思う。

有益な情報がちゃんと行きかう情報網を持つと、それだけで富を手にれ安くなる。

特に今は情報ツールが発達しているから、情報網のもつ価値は非常に高いな…とも思う。

儲けた人を叩いても…

造船太郎氏がMEGABIGで儲けたことに嫉妬してか、彼を批判する意見を散見するけど、そこに熱量を割くことがイマイチ僕には理解できない。

造船太郎氏が有益な情報網を持っているなら、MEGABIGじゃなくてもいずれ何かで大金を得ている。

造船太郎氏の足を引っ張り続けたところで自分が豊かになることはない。

なのに足を引っ張ったり、叩くことに熱量を割くということが僕には理解ができない。

それより、バグが起きるとしたらどんなときか?を考えることに熱量を割いたほうが豊かさに近づくことができるのでは?と思ったりする。

短期と長期の稼ぎの種類の違い

投資を始めて少し思うのが、短期的に稼ぐのと、長期的に稼ぐのは目的は同じでも水と油ぐらいに性質が違うように感じる。

 

短期的に稼ぐには、市場に生まれるギャップを逃さないということが必須。

例えば株式市場で大暴落が起きたとしてもその大暴落を儲けにつなげる手法もあるし、なんならそういう手法は大暴落ほど儲かる。

ギャップが儲けの源泉になる。そのギャップを逃さないタイミングの妙こそが大切。

 

長期的に稼ぐには、市場のギャップよりも、平均値を上げることが大切になる。

平均値が戻るべき基準になるし、平均値が他者や他社が期待する水準にもなってくるため。だから良い会社ほど平均値が高い。平均値が高いからいい会社だとも言える。

そして、そんな会社は予期せぬダメージを受けても高い平均値にまで戻ろうとする力が働きやすい。

 

例えば、災害で被害を受けても、また元通りにして以前のように商売をやる!と目標に再起をかけるとき、その目安は今までの平均値になってくるはず。

その基準にまで戻れれば、また以前のようにお客様に価値を提供でき、稼ぐことができる。

だから、長期的な稼ぎは平均値と関係してくると思っている。

 

つまりは、短期的に稼ぐのと、長期的に稼ぐのとでは別の文化、別の価値観が根底にあると思うので、どちらが良いのかよりも、どちらの話をしているのかが大切だと思っている。

投資界隈でも、短期的に稼ぐのを批判する人の話を聞くと、長期的に稼ぐときの価値観をベースにしているということがよくある。

例えば、一度投資したら売らずに保持することが大切だよ!って。

そりゃ長期投資なら、平均がジワジワあがることを期待するのだから、それが正解。平均があがるのだから、つまりは株価もそれに応じて上がるはずという考え方。

でも、短期投資は違う。平均に回帰するという前提で、ギャップで稼ぐ。今この価格は安すぎると感じる人が多い銘柄は平均とされる基準にまで上がるだろうから、それを買っておく。

そういう考え方。

単にスタイルが違うだけ。

 

そもそも交わることのないものなんだから、批判しあっても意味がないと思うんだけどな…とは思うし、今回もそれを思ったりもした。

そんなわけで…

短期的に稼ぐ人は市場のバグ、市場のギャップを逃さないような…ということを実感した造船太郎氏のMEGABIG騒動について思うことを書かせてもらいました。

 

なんか、造船太郎氏が嘘をついているだなんだという人が絶えないようですが、正直、自分にはどっちでも良いというか、仮に造船太郎氏はMEGABIGを買ってなくて、経緯が嘘だったとしても、どうでもいい。

MEGABIGは災害時にバグが発生する仕組みを有していて、今回、そのバグが顕在化し、期待値で見れば確かに投資を回収しやすい状況になっていた。

短期で儲けるには、こういうバグを狙うのは王道なんだよなってことを確認できたので、これが分かっただけでも自分には十分収穫がある。

それに誰が一等を当てようが、僕の懐は1円も潤わないんだし、逆に1円も出てないんだから、やはり造船太郎氏が実際は当たってようが、当たってなかろうがどうでもいい。

 

市場のバグと、そのバグを逃さない情報網があることの強みを見れただけでも、ちょっとしたセミナー以上の価値はあると思ってたりする。

そんな今回の一件でした。